2009年7月26日(日)、名古屋の魅力を市民みんなで再発見しようと、名古屋開府400年記念事業の一つ「夢なごや400」のオープニングフォーラムが名古屋市博物館で行われました。
「夢なごや400」オープニングフォーラム
150名の聴衆で埋まる会場「夢なごや400」は、名古屋の隠れた魅力を市民が再発見し、「名古屋の埋蔵金」としてDVDや冊子にまとめ、未来へと伝えていく事業です。
8月からの「夢なごや400」募集に先だって、ゼネラルプロデューサーの荒俣宏さん、タレントの矢野きよ実さんら「夢なごや400」の運営委員7名のパネラーが名古屋の魅力を語り合いました。
まず、河村市長、荒俣宏さんのあいさつの後、7名のパネラーが登壇し、それぞれが考える名古屋の魅力を順番に発表しました。
鈴木賢一名古屋市立大学教授は「地下街」、名古屋市市政資料館専門調査員の竹内元宏さんは「山車」、月刊ケリー副編集長の堀田亜希さんは「女性」、にっぽんど真ん中祭り文化財団専務理事の水野孝一さんは「コミュニティ」、矢野さんは「鶴舞公園」、荒俣さんは「遊郭跡」を挙げていました。
昭和はじめ頃の絵葉書を、荒俣さんと市長が「標準語」と「名古屋ことば」で読み比べたその後、矢野さんの司会のもと7名で名古屋の魅力についてパネルディスカッションが行われました。矢野さんと河村市長による「名古屋ことば(名古屋弁)」についての議論が白熱するなか、昭和はじめ頃の「名古屋ことば」で書かれた絵葉書を、「標準語」と「名古屋ことば」で荒俣さんと市長が読み比べると、会場にきた観客らはその違いを興味深げに聞いていました。
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