「芸どころ名古屋」の文化を次世代に受け継いでもらおうと昨年6月に創設された「名古屋こども歌舞伎」の「初御目見得」が2010年10月31日、名古屋市中区栄の名古屋青少年文化センターで上演されました。
出演したのは名古屋市在住の小学校低学年から中学1年生までの69人。子どもたちは昨年7月から毎月2回、御園座会館で臼子歌舞伎の座長・熊谷好幸さんから所作や発声などの演技指導を受け、稽古を重ねてきました。
公演は昼の部と夜の部合わせて5演目。会場のホールには花道が設けられ、芝居の見せ場には大向うから声が掛かり、おひねりも投げ込まれました。
主催は、名古屋開府400年記念事業実行委員会、(財)名古屋市文化振興事業団、御園座。
「名古屋こども歌舞伎」は今回の「初御目見得」を皮切りに、今後も継続して実施されます。 第2期生による第2回公演は2011年10月を予定しています。
演目
昼の部 |
・ 口上
・ 假名手本忠臣蔵 大序
・ 曾我十二刻 揚巻助六の場
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夜の部 |
・ 絵本太功記 十段目 尼ヶ崎閑居の場
・ 弁天娘女男白浪 浜松屋見世先の場
・ 弁天娘女男白浪 稲瀬川勢揃いの場
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