第16回 春姫道中(2010年4月18日)
今年で16回目となる「春姫道中」が4月18日(日)、大津通(矢場町~桜通大津)、名古屋城内で行われました。
春姫道中は、名古屋城本丸御殿と縁の深い「春姫」の輿入れ行列を再現したもので、本丸御殿早期復元に向けたPR活動として毎年春に名古屋城文化フォーラム(旧本丸御殿フォーラム、夢童由里子実行委員長)が開催してきました。
大津通りを隊列とともに進む春姫今年は名古屋開府400年でもあり、春姫道中は名古屋開府400年祭パートナーシップ事業の1つにもなっています。
春姫道中一行は熱田神宮参拝後、13時半頃矢場町を出発し、大津通を北上しました。時代衣装に身を包んだ春姫ら総勢約800人の大行列の出現とあって、沿道には多くの人が集まり、春姫の輿入れ行列を楽しげに見送っていました。
大津通を北上後、場所を移動し多くの観光客で賑わう名古屋城内を練り歩きました。居合わせた外国人観光客らは、突然現れた時代衣装の大行列に歓声を上げ、声をかけたり写真を撮ったりとご満悦の様子でした。
「春姫恋唄」に合わせて踊る春姫、夢童由里子実行委員長、河村市長と子どもたち道中一行は城内一周後、西之丸のステージに移動。春姫と義直が小手をかざして「御殿はどこじゃー?」と呼びかけると、河村市長が登壇し、「今は工事中だと。是非入られると、微妙に工事されておる。いっぺん見てみやぁ~。」と得意の名古屋ことばで応じ、会場の笑いを誘いました。
この日の河村市長は小脇に書物を携え、あごひげに着物姿で登場。これは河村市長の先祖にあたる尾張藩士で国学者の河村秀根の姿に扮したものです。
ステージ最後は春姫道中のテーマソング「春姫恋唄」を春姫、河村市長とともに出演者全員で踊り、第16回春姫道中は華々しく幕を閉じました。