名古屋開府400年を記念して、本丸御殿玄関の復元過程を来場者が間近で見学できる特別公開が、2010年10月16日(土)から10月26日(火)までの 11日間、名古屋城内で開催されます。
期間中、玄関一之間・二之間の工事は休止され、玄関廊下に直接あがって見学することができます。見所は、完成後には見られなくなる梁・桁などの骨組みや壁の下地、床下などの構造部分と、完成後に設置される予定の障壁画復元模写です。
床下が見える一之間と障壁画が展示された二之間障壁画(壁貼付絵)は「竹林豹虎図」で北側3面、東側2面で、玄関二之間に展示されます。(今回の障壁画は仮の展示で、御殿完成時は北側4面、東側3面となります。)
障壁画は壁面に直に貼付られていたため昭和20年の空襲で御殿とともに焼失しましたが、焼失前の写真などを元に復元模写が行われ、400年前の鮮やかな姿が蘇りました。
本丸御殿復元工事は2009年(平成21年)1月に着工し、2018年(平成30年)の完成を目指して工事が進められています。現在は、玄関・大廊下を工事中で主に屋根部分の木材の組み立て作業がを行われています。
また特別公開中の週末には記念イベントが開催され、トークショーやおもてなし武将隊の演武、町駕籠体験など武家・町人文化を体感できるステージやブースが展開されます。
開催期間 |
平成22年10月16日(土)~10月26日(火) 11日間
午前9時~午後4時
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会場 |
名古屋城内(本丸御殿復元工事現場)
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料金 |
無料(別途名古屋城観覧料が必要。但し、17日(日)は無料開放日)
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