なごや☆子どもCity2010 ワークショップ 第10回
2010年8月に吹上ホールで開催される「なごや☆子どもCity2010」に向けたワークショップが2010年6月20日、名古屋市北区の青少年交流プラザで行われました。
「鉄道企画」を発表する鉄道担当の実行委員らワークショップは2009年8月から実施されており、今回で10回目。
ワークショップに先だって執行部(子ども実行委員の班長・副班長)から執行部会議の結果報告、まちデザイン班から「まち配置案」の変更点の説明、鉄道を担当する子ども達による「鉄道企画」の発表が行われました。
この日のワークショップは担当するお店(仕事)ごとのグループに分かれて計画内容を話し合う「大町内会議」でした。
「大町内会議」は、開会中参加する子どもたちが仕事をやるときに迷わないよう、お店の仕事内容や店舗計画についての仕様書を作成するための話し合いです。店長や店員の役割分担やお店の名前、お店のレイアウトなどが子ども実行委員と大人のサポーターを交えて話し合われました。
グループに分かれて話し合う「大町内会議」の様子「大町内会議」後、各お店から他のお店や実行委員への提案や要望が次々と発表されました。
ラジオ局からは「各店長さんにラジオ出演してもらえないか」「ラジオの受信機をお店に設置してもらいたい」といった要望、ゲームセンターからは鉛筆立てゲームに使うための鉛筆の提供の呼びかけ、鉄道からは実行委員専用15日間乗り放題の定期券の発売についての報告などが行われました。
ワークショップ終了後、会場出口で紙幣デザインを決めるための投票が実施されました。投票方法は1人1票で、投票用紙の代わりにペットボトルキャップを使って投票します。10案以上の紙幣デザイン案からよりふさわしい思う案を選び、各紙幣デザイン案前にぶら下がるナイロン袋にペットボトルキャップを入れて投票します。
「なごや☆子どもCity2010」の市長選でもペットボトルキャップを使った投票を予定しており、その練習も兼ねて実施されました。
なごや☆子どもCity2010
「なごや☆子どもCity2010」は2010年8月に2週間、吹上ホールに誕生する子ども達の手による「子どものまち」です。子ども達が自分たちで都市計画や住民自治などの「まちづくり」を行い、職業体験などを通して社会の仕組みを楽しみながら学習する事を目指し企画されました。
「なごや☆子どもCity2010」は名古屋開府400年祭の記念事業です。「なごや☆子どもCity2010」は名古屋開府400年子ども実行委員会の「まちづくりグループ」が中心となっての企画を進めています。子ども実行委員会には他にも「未来グループ」「環境グループ」「お祝いグループ」の3つのグループがあり、それぞれの視点から開府400年について考える活動を行っています。
「なごや☆こどもむら2009」動画
なごや☆こどもむら2009
2010年8月に開催される「なごや☆子どもCity2010」に先だって2009年9月23日、名古屋市公会堂で「なごや☆こどもむら2009」が開催されました。
子ども達はホール入り口でパスポートを作り、村内でのルール説明を受けてから入村します。入村した子ども達は、まずハローワークで自分のやりたい仕事を探します。仕事が決まると就職して仕事に従事します。
仕事内容は警察(落とし物や迷子の解決)、デザイン事務所(シールやバッジの制作・販売)、写真屋さん(記念写真の撮影)、お菓子屋さん(綿菓子、クッキー、せんべいの製造・販売)、まちづくりや(木や紙で町を作る)、銀行(村の紙幣の造幣、給料の支払窓口)など多岐にわたります。
仕事を終えた子どもは村の銀行に行き、振り込まれているお給料を受け取ります。このお金を使って村の中のお店で好きなものを買うことができます。
たくさんの子ども達で村は賑わい、ハローワークには一時、仕事を探す子ども達の長い列ができるほどでした。
2010年8月には「こどもむら」を期間も規模も拡大して「なごや☆子どもCity2010」が開催されます。