2010年の名古屋開府400年にちなんだ歌舞伎「旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」が1月3日(日)、東京の国立劇場で開幕しました。
歌舞伎「旭輝黄金鯱」東京・国立劇場で公演開始
今回上演される歌舞伎の主人公、柿木金助(かきのききんすけ)は江戸時代、大凧に乗って名古屋城の金鯱(きんしゃち)の鱗(うろこ)を盗んだとされる伝説の盗賊です。
金鯱と柿木金助が描かれた歌舞伎「旭輝黄金鯱」のちらし約230年前に初演され人気を博したものの、大正期に入って上演が途絶えていた原作「けいせい黄金鯱(こがねのしゃちほこ)」に大胆なアレンジを加え、現代に復活させたのが今作「旭輝黄金鯱」です。
主演の尾上菊五郎さんによる大凧宙乗りや本水で演じる金鯱との格闘など奇想天外で見応えのある内容です。
2010年の名古屋開府400年にちなんで今回、復活し上演されており、名古屋開府400年祭のパートナーシップ事業にも選ばれています。
初日のこの日は、河村たかし名古屋市長、作家で名古屋開府400年祭ゼネラルプロデューサーを務める荒俣宏 氏 、名古屋開府400年マスコットキャラクター「はち丸」らが劇場を訪れ名古屋開府400年祭のPRを行いました。
ロビーに設置された名古屋開府400年PRブースでは、記念グッズの販売や開府400年を紹介する映像や写真の展示が行われ、たくさんの人で賑わっていました。公演は1月27日までとなっています。