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*このシリーズは、久屋大通公園(北エリア・テレビ塔エリア)の整備事業の進捗を中心に名古屋栄地区をハードおよびソフト面でインタビュー形式で紹介する企画です。2020年7月まで、約1ヶ月ごとに発信し栄地区の魅力をお届けします。*
竹中工務店作業所長 徳野 亨インタビュー要約
耐震といいますと鉄骨を入れたり、ダンパーを入れたりして形状が変わってしまいますが。名古屋テレビ塔に耐震かんしては、できるだけ外観を変えずに地震に強くするため基礎部分に免震装置を入れて、地震の力が建物に入らないようにしています。テレビ塔自体の重心が低いということで免震に適合していることでこの工法が採用されました。東京タワーの場合、高さが333mでかなり大きな建物になります。実際、東日本大震災の時も影響を受けているとのことですので制震、塔体自体を強くするという工法を取って耐震工事を進めています。
テレビ塔の重量は約4000トンといわれています。一つの基礎に約1000トンの重量がかかっています。 その重量を各基礎、4台のジャッキで受けています。現在工事中なので完全に免震化されていません。既存の地中梁と、新たに設けた親設外周タイビームできちっと連結していますので、地震が来ても耐えうると考えています。なお、免震化工事完了後は、既設タイビームは、切断残置されます。
免震化工事完了後、地震が起こったときには計算上東西南北に約50cm動くとされています。いままで1階から3階に昇るエレベータは地面の上にありましたので免震化工事でテレビ塔本体が移動しますと破損してしまします。その対策としてテレビ塔の西側に2基を有する建物を新築しています。各階と本体を渡り廊下のようなもので繋ぐことになっています。渡り廊下も電車の連結部のように自由に動くような構造で地震に対応しています。
名古屋テレビ塔は真下に荷重がかかるのではなく、斜めに力が入ってくるので開く力をいかに制御して行くかが、一つの工事のポイントになっています。その意味で世界でも前例がないと申しあげています。一般の構造物と違い特殊物が対象になりますが、鉄塔とか注脚などに応用できるのではないかと考えています。
名古屋テレビ塔 常務取締役 若山 宏インタビュー要約
今まで機械室として使っていた5階と、レストランがあった4階がホテルになります。5階は南北1部屋づつ2部屋のスイートルーム(約60㎡)で、各部屋にバルコニーも設置されます。4階部分は13部屋、それにホテル利用者用のレストランが設置されます。名古屋を代表するようなホテルになることを期待しています。
3階には展望台へ昇るエレベータの乗場がありました。工事完成後は展望台も再開されますので今まで同様に使用されます。またこの階にはお土産を販売するショップや、公園を見下ろすカフェ、VR体験などが出来、そこで学習、体験が出来るスペースに生まれ変わります。