江戸時代の名古屋城下町地域
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現在の名古屋城周辺
歴史
江戸時代、名古屋城内三之丸は成瀬家や竹腰家など尾張藩の重臣の屋敷が置かれて官庁街ともいえる場所でした。重臣の屋敷の北には、亀尾天王社(現在の那古野神社)、名古屋東照宮、歴代藩主の霊廟が置かれていました。町人が三之丸に入ることが出来たのは祭礼時のみで、東照宮祭の行列は三之丸から本町通を南下して若宮八幡社の北にある御旅所まで行進しました。
徳川幕府が崩壊し明治維新を迎えると、名古屋城内に陸軍の鎮台(のちに第三師団)が置かれることになり重臣の屋敷、二の丸御殿などの建物が壊されて兵舎などがつくられました。この時、名古屋東照宮と那古野神社は現在地に移転されました。明治時代の末期も1911年から1976年まで、外堀の中を名鉄瀬戸線の電車が走り「お濠電車」と呼ばれ名古屋から瀬戸をつなぐ市民の足となっていました。
昭和時代に入り、陸軍の一部が移転した跡地に名古屋市役所や愛知県庁が栄町から移転されました。城郭風の屋根を乗せた帝冠様式名古屋市役所、愛知県庁、旧名古屋 控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎で、 現在名古屋市市政資料館は国の重要文化財に指定されています。
ゾーン内の施設
愛知県図書館
愛知芸術文化センターが所管する愛知県立の公共図書館。現在、約1,600,000冊の蔵書能力を持っています。
名古屋能楽堂
名古屋城の南に1997年に開館しました。能や狂言などの伝統芸能の上演を行っています。630席を持つ国内最大級の能楽堂です。
愛知県体育館
スポーツ、イベント、コンサートなどの会場として使用されています。名古屋城内にあり、毎年大相撲名古屋場所が開催されています。
名古屋市役所
1933年に竣工し、2014年に国の重要文化財に指定されています。城郭風の屋根を乗せた構造は、帝冠様式と呼ばれており、テレビや映画のロケ地として使われています。
愛知県庁
1938年に竣工し、2014年に国の重要文化財に指定されています。名古屋市役所と同じく帝冠様式の意匠が特徴的です
名古屋市市政資料館
名古屋市市政資料館は1922年に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設されました。ネオ・バロック様式の外観を持ち、名古屋の貴重な文化遺産となっています。現在は、名古屋市の公文書館として使用されています。国の指定重要文化財