江戸時代の名古屋城下町地域
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現在の白川公園周辺
歴史
名古屋台地の南端は熱田。江戸時代には東海道最大の宮宿があり、熱田沖の海を桑名まで海路で往来していました。七里の渡しと呼ばれて東海道唯一の海路でした。宮宿には熱田神宮の参拝者や京・江戸に向かう旅人相手の 旅籠が立ち並び、また沖合いを埋め立ててつくられた御殿(東浜御殿)もあり大娯楽地帯として発展しました。 本町通は、熱田と名古屋城を南北に結ぶ基幹道路として名古屋城築城とともにつくられました。
広小路は江戸時代初期に大火があり城下の大半を焼く尽くしたことで、火災の延焼を防ぐために城下の中心部の南端の道を大幅に拡幅して作られました。広小路と本町通が交差する広小路本町あたりは、名古屋城下の新しい歓楽街としてにぎわいました。また広小路本町の南東角に獄舎がおかれていることから、築城当時このあたりが城下町中心の南端であることがうかがえます。
広小路本町の南側の一帯、現在の白川公園周辺には中小の寺院が置かれて寺院群を形成していました。終戦(1945)直前に移転するまで江戸時代の面影をとどめており、終戦後は進駐軍(在日米軍)の宿舎としてアメリカ村と呼ばれていました。1958年 進駐軍(在日米軍)が撤退し返還されたのちの1962年に公園として整備され名古屋科学館が誕生しています。 2011年にはニューアルオープン、目玉であるプラネタリウムには多くの入場者が訪れています。
ゾーンの紹介
名古屋市科学館
名古屋市中区の白川公園にある科学館。市政70周年を記念事業のひとつとして建設されました。 1962年開館当初は天文館のみでありましたが、1964年に理工館、1989年に生命館を新設。2011年3月に内径35mの世界最大のプラネタリウムドーム「Brother Earth」を備えた新館がオープン。総合科学博物館として多くの来場者に親しまれています。
名古屋市美術館
1988年に開館した白川公園内にある美術館、建築家黒川紀章の代表作として知られています。 収蔵品を中心にした「常設展」と、個人あるいはテーマに着目した「特別展」が行われています。収蔵品は当初、郷土の美術を中心でしたが、現在は「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」 の3つのジャンルが加えられています。
三井住友海上しらかわホール
三井住友海上しらかわホールは、1994年11月、名古屋・伏見にクラシック音楽専用の 中規模ホールとして開館しました。当時の住友海上が創業100年記念事業の一環として建設したもの。その後2001年10月に住友海上は三井海上と合併し、三井住友海上となりましたが、ホールはそのまま新会社に引き継がれました。(三井住友海上しらかわホールHP参照)
でんきの科学館
でんきの科学館は1986年に開館した中部電力運営する科学館。1階から4階までの展示スペースでは電気や環境、エネルギーについて実際に体験しながら学ぶことが出来きます。2階のサイエンスプラザでは、科学のふしぎや楽しさを体験できる実験が行われています。
ゾーン3の恒例イベント
若宮まつり/5月15日・16日
若宮八幡社は名古屋総鎮守。その例大祭若宮まつりは名古屋三大祭の一つとして知られています。 16日には、神輿を先頭に山車(福禄寿車)が本町通りを那古野神社まで往復します。