江戸時代の名古屋城下町地域
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現在の文化のみちと徳川園
歴史と見どころ
名古屋城の東側には中級武士の屋敷が並んでいました。現在、その名残は残っていませんが、主税町にある武家屋敷門(長屋門)が当時の位置に残されて保存されています。武家町の東にある建中寺は尾張徳川家の菩提寺。二代藩主徳川光友により1651年に藩祖義直の菩提を弔うために建立されました。総門、三門は創建当時の姿を保っています。かっての名古屋商業会議所の建物を移築した徳興殿は 国登録有形文化財となっています。
徳川園は徳川光友の隠居所として建てられたました。光友没後に重臣に 譲られ下屋敷として使用されましたが、明治時代になって徳川家に返還され住まいとなりました。1931年、庭園は名古屋市に寄贈され徳川園として公開されました。 徳川家康の遺品と尾張徳川家の所蔵品は徳川美術館で展示されています。徳川家康の蔵書類は徳川園内の蓬左文庫に所蔵公開されています。 また、1931年、名古屋市に寄贈された徳川家の庭園は戦災で屋敷とともに焼失しましたが、2004年池泉回遊式の日本庭園として整備され公開されています。
明治時代(1868-1912)の終盤から武家屋敷のあった地区は,名古屋財界の名士達の住まいとなりました。二葉館(旧川上貞奴邸)は、「日本の女優第1号」と言われる川上貞奴と電力王と称された福沢桃介が、 大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅。解体され保存されていましたが、2000年に名古屋市によって現在地に移築復元されました。その他、撞木館(井元為三郎邸)、豊田佐助邸、春田鉄次郎邸など大正時代(1912-1926)の 香りを残す建造物を見ることができます。現在、名古屋城から徳川園にいたる一帯の歴史建造物を「文化のみち」として保存整備する 活動が進行しています。
催事と祭り
尾張徳川家の雛まつり
2月初旬~4月初旬/徳川美術館
尾張徳川家ならではの豪華な雛人形・雛道具を一堂に展示。
徳川園牡丹祭
4月下旬~5月初頭/徳川園
約1000株の「百花の王」と形容される豪華な牡丹の花が大名庭園を鮮やかに彩ります。
出来町天王祭
6月初旬土曜・日曜/東区明倫学区一円
無病息災・家内安全を祈願する祭。王羲之車(おうぎししゃ)、鹿子神車(かしかじんしゃ)の豪華な 3輌の山車が町内を練り歩きます。
筒井町天王祭
6月初旬土曜・日曜/東区筒井町商店街及び周辺
「神皇車」「湯取車」が町内を練り歩き、からくり人形の実演を行います。
徳川園 山車揃え
6月初旬日曜/徳川園
筒井町と出来町に伝わる山車5輌が集結。からくり人形の実演を行います。
徳川園 観月会
9月下旬~10月下旬の十五夜・十三夜/徳川園
中秋の名月を楽しむ観月会。 園内にライトアップが施され、龍仙湖に月見のだんごと花が飾られた和舟が登場します。
歩こう!文化のみち
11月3日~11月最終日曜/名古屋城から徳川園に至る文化のみち
歴史的建造物をめぐりながら、音楽コンサートや文化財特別公開など様々なイベントが楽しめます。
徳川園 紅葉祭
11月下旬~12月中旬
期間中、イベントやコンサートを開催。