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下記の記事は、インタビューを要約したものです。
からくり人形と名古屋
からくりというのは、大きく分けて「山車からくり」と「座敷からくり」に大別されます。 大阪の道頓堀に「竹田近江からくり人形一座」からくり人形一座が1600年代に旗揚げして、 大阪から京、尾張、江戸と巡業を行い、全国へ広がっていった。
名古屋にからくり人形が登場したのは、東照宮の祭礼(名古屋まつりの元祖)で本町通を 9輌の山車が出て、山車の上でからくり人形の奉納演技が行われたのが始まりです。
布袋車のからくり人形
現在、名古屋で最も古い人形は有松の所有する布袋車の二代目の文字を書くからくり人形。 明治24年に名古屋から買い取ったものと言われています。 江戸時代、山車や人形は古くなると売って、飽きのこないように新しく作りなおしました。
京都から名古屋へ
初代は、京都に住んでいましたが、尾張藩からの注文を受けて東照宮の祭礼前後に、 毎年名古屋を行き来していました。当時は新幹線もありませんし、名古屋のいろいろな 祭から人形の注文も増えてきたので、1733年に名古屋の玉屋町に移り住むことになりました。 玉屋の由来はその町名から来ています。
からくり人形師の仕事
からくり人形師は、すべてのことを行います。物語を考え、人形をつくり、それに付帯する 大道具、小道具、二福神車で言えば船が出てきたりとか。
山車が10両したら、からくり人形はその三倍したといわれています。とても高価なので 新しく作るには大変な費用がいりますので、七代目からは修理、復元が主な仕事となっています。 修理、復元でもっとも大変なのは頭を作りかえること。同じ顔で、同じ大きさで木も材料も すべて一緒で作りかえなければいけません。そういった仕事が一番むつかしい。