映像で栄の魅力発信プロジェクト!

本丸御殿復元図
華の名古屋の碁盤割
①江戸時代
②明治10年
③明治20年/30年代
④明治末期/大正
⑤昭和初頭
⑥昭和33年
⑦現在の碁盤割
⑧御園通
⑨広小路物語
⑩広告で見る四区時代
⑪名古屋鮓物語

1868年徳川幕府が崩壊し、明治4年(1871年)に廃藩置県が行われた。明治5年愛知県は額田県を合併し、現在の愛知県が誕生した。県庁は名古屋城内に置かれ、名古屋鎮台設置のため東本願寺別院に移転され仮庁舎での執務が始まった。新築移転の声があがり、明治10(1877年)に広小路通の終点に庁舎が建築された。明治11年12月、郡区町村編制法の実施により名古屋区という行政区が生まれ、初代名古屋区長に吉田禄在が就任した。区庁舎は栄町交差点の南西角に置かれた。
このように広小路沿線には行政機関が集積し、明治4年(1871年)に名古屋郵便役所が広小路本町交差点の東南角に、明治14年(1881年)に、県庁西に名古屋商法会議所が設立され、明治23年(1890年)に名古屋商業会議所に改組された。
このころの経済・金融の中心地は、伝馬町通本町周辺にあった。愛知銀行、伊藤銀行とともに東海銀行(現在の三菱UFJ銀行)の前身である名古屋銀行は、明治15年(1882年)名古屋の商人が集まって伝馬町に設立された。また伝馬町には、名古屋株式取引所(1886年)も設立された。