草薙剣(くさなぎのつるぎ)は、三種の神器の一つで、熱田神宮の神体となっている。
天智天皇の御代の668年、熱田神宮の御神体である草薙剣が新羅の僧侶に盗まれたが、幸いにも草薙剣は無事に取り戻された。しかし、熱田神宮に戻されることなく宮中で保管されることになった。熱田神宮の再三の要請もあり、686年に熱田神宮に返還された。
草薙剣は、清雪門を通って持ち出されたたので、以来不吉の門とされた。神剣還座の際再び宮中に還ることのないように清雪門は閉ざされたと伝えられている。
酔笑人神事(えようどしんじ)は、神剣遷座の際に歓喜した様を伝える神事。境内の灯を消して影向間社(ようごのましゃ)、神楽殿前、別宮八剣宮(はっけんぐう)前、清雪門(せいせつもん)前の四ヶ所で、悦びを込めて高笑いをする。