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ミキモト真珠島は、1893年に御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した縁の島。 現在は、真珠に関するテーマパークとして知られている。
御木本幸吉(ミキモト真珠島ウエブサイトより)
鳥羽のうどん屋「阿波幸」の長男として誕生した幸吉は、さまざまな商売を経験するなかで志摩の名産だった真珠の魅力に着目しました。当初は真珠貝の増殖、やがて真珠そのものの養殖へと試行錯誤や失敗を繰り返しながら彼は夢の実現に邁進します。それは自分の作った真珠で世界中の女性を美しく飾ることでした。
銀座に店を構え事業を拡大する一方で、幸吉は故郷伊勢志摩に惜しみない愛情をそそいでいます。事あるたびに幸吉は賓客を志摩の自宅や真珠島に招き、真珠の魅力とともに伊勢志摩の美しい景観を広く紹介しました。日本中を公園にしたい、というその願いは戦後伊勢志摩国立公園として実現します。
日本の真珠産業を築いた人物として、そしてさまざまな逸話に見られる個性豊かな人物として、御木本幸吉の生涯はいつまでも語り継がれることでしょう。
真珠博物館(ミキモト真珠島ウエブサイトより)
国内初の真珠専門博物館。「人と真珠 ~そのかかわりを考える~」をテーマに真珠のできる仕組みや真珠の養殖法などを、数多くの資料や映像とともにスタッフが詳しくご紹介している。また、天然真珠を用いたアンティークジュエリーの充実したコレクションや養殖真珠をふんだんに使用した豪華な美術工芸品の数々を見ることができる。
御木本幸吉記念館(ミキモト真珠島ウエブサイト参照)
「真珠王」と呼ばれた御木本幸吉。彼はいかなる人物であったのでしょうか。幕末に生まれ、明治、大正、昭和と激動の時代を生き抜き、96歳で没するまでの波瀾に富んだ生涯を紹介。その人物像に迫る。