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鳥羽の歴史
鳥羽市は志摩半島に位置し、市域全体が伊勢志摩国立公園に指定されている。リアス式海岸を持つ風光明媚な観光地として全国的に知られている。
鳥羽市は志摩市とともに志摩国に属していた。志摩国は13の海賊衆(水軍)により治められていた。鳥羽港は、古代から天然の良港として知られていた。16世紀後半に13海賊衆の一人であった九鬼嘉隆が、織田信長の配下として戦功をあげ志摩国の領主となり1594年、鳥羽城を築城した。海に面して建てられた鳥羽城は天然の要塞で、九鬼水軍の本拠となった。豊臣秀吉の朝鮮出兵にも日本丸(安宅船)で参戦し、李舜臣率いる朝鮮水軍と戦かった。関ケ原の戦いでは自身は西軍(豊臣方)、次男守隆は東軍(徳川方)に参戦したが、西軍の敗北により切腹した。九鬼嘉隆は、九鬼家の菩提寺常安寺に弔われている。
徳川幕府が樹立すると、鳥羽城は鳥羽城の藩庁となり守隆が初代の藩主となった。守隆が没後、家督争いが起こり、これを幕府にとがめられて領地換えとなった。幕府の鎖国政策で水軍の重要性もなくなり九鬼水軍は消滅した。
鳥羽道は、志摩市磯部町上之郷から鳥羽市を経由して伊勢の内宮へ通じる街道。街道沿いにある旧広野家住宅は角家と呼ばれ、広野家は江戸時代に大庄屋を務めた鳥羽の富豪であった。
鳥羽市の名所
鳥羽城の西に浮かぶ相島(おじま)は、御木本幸吉が世界ではじめて養殖真珠の実験に成功した場所。 現在は 国内初の真珠専門博物館や御木本幸吉の業績を紹介する御木本幸吉記念館がある観光・教育施設 ミキモト真珠島となっている。また、海女の潜水作業の実演を見ることができる国内唯一の場所となっている。
鳥羽水族館は飼育種類数が日本一を誇る水族館。日本唯一であるジュゴンの飼育のほかラッコ、スナメリなどが人気を博している。またアシカ、セイウチのショーは毎日開催されている。
海の博物館は、人間と海との関わりについての多くの資料を展示している。
南鳥羽の相差(おおさつ)にある神明神社の石神さんは女性の願いを叶える女神といわれている。マスコミで紹介されたこともあり多くの女性参拝者が訪れている。