鳴海八幡宮例大祭・成海神社例大祭
東海道五十三次の宿場町であった鳴海には、成海神社と鳴海八幡宮の2つ由緒ある神社があり、それぞれ山車祭りを行っています。
旧鳴海城(根古屋城)を境に南側の地域は「表方」、北側の地域は「裏方」と呼ばれ、「表方」は鳴海八幡宮、「裏方」は成海神社に属しています。
鳴海八幡宮例大祭(表方)
表方は作町、根古屋、本町、相原町、中嶋街の5つの町内で構成ており、相原町が名古屋型のからくり山車、それ以外の4輌が囃子屋台型の山車となっています。旧東海道沿いを5輌の山車が練り歩き、鳴海八幡宮へと向かいます。
鳴海八幡宮からは神輿神楽や神様猩々が町内へと繰り出し巡行します。神様猩々は他の猩々と区別するように鮮やかな緑の服を着用し、神輿とともにゆっくりと行進します。
成海神社例大祭(裏方)
裏方は城之下、花井、丹下、北浦の4町内で構成ており、4輌それぞれ唐破風のついた2層型の山車となっています。4輌の山車は町中を練り歩いた後、成海神社に向かいます。山車は境内の坂道を一気に駆け上がり、参道の観客を沸かせます。境内に勢揃いした山車は、1輌づつ本殿前に出て神楽を奉納する神上げ神事が行われます。