美しい日本の歩きたくなるみち500選に選ばれた4.5kmの散策コース。 寺社や民家の屋根、道路や壁面を彩る様々な飾り瓦や鬼瓦を見ることができます。
(高浜市観光情報より)
大浜街道 高浜市その1
大浜街道 高浜市その2-鬼のみち
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衣浦港の東岸に沿って走る名鉄三河線の高浜港駅を下りるとニコニコ鬼広場が広がる。観光案内板も設置され、鬼のみちの概要を説明している。広場には大きな鬼瓦の像が観光客を迎える。
駅前を西に進んで鬼のみちへ入る。坂を下る途中に鬼パークがあり鬼をかたどった作品が置かれている。坂を下りきると土管坂と交差する。ここから馬頭観音までは、大浜街道を中心に蛇行するように鬼のコースが設定されている。
鬼の道の西には常照院、左手坂の上には浜地蔵の祠が置かれている。その先の道の左手には、観光案内所では散策に訪れる人々のインフォメーションを行っている。だらだら坂を上り、鬼のみちは大浜街道を左手に離れて森前公園方面に向かう。森前公園は、昭和31年(1956)に衣浦大橋が開通するまで森前渡船場があった場所、対岸の知多半島の亀崎とを結ぶ渡し舟が出ていた。公園の瓦庭は、瓦を波模様にちりばめ海.の雰囲気を醸し出している。敷地内には 生産量日本一を誇る三州瓦の中心的な産地高浜を象徴する「だるま窯」(復元)などが置かれている。「かわら美術館」はホールなどを併設した、日本で唯一の「かわら」を テーマにした美術館。常設展や企画展を開催している。
森前渡船場の碑の傍には、高台の上にある昭和34年(1959)に完成した陶製の大観音像「衣浦観音」に通じる参道の入口の階段がある。階段を上りきると衣浦観音の傍らに観音寺の本堂置かれている。坂を下り再び、鬼のみちは大浜街道と合流し、50m余りすすんで右に折れ、再び大浜街道と 離れ丘の上にある塩前寺を経由し大浜街道に戻る。左手に一見見過ごしてしまい そうだが大日寺の小さなお堂がある。現在は荒れ寺として面影はないが、大浜街道沿いに あり往時は立派な寺院であったと思われる。
坂を上り切ると恩任寺の参道の前に来る。 本瓦葺き屋根の山門と太鼓楼をもつ恩任寺は、大浜地区(碧南市)の西方寺、高取地区の 専修坊とともに浄土真宗の浜の三ヶ寺と呼ばれた名刹。本堂は文明13年(1481)に再建された 由緒ある寺院。山門には、立派な飾り鬼、上には珍しい下向きの鬼瓦が飾られている。
大浜街道 高浜市その3-鬼のみち
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鬼のみちは、恩任寺の参道前で右手に折れて大浜街道を離れ、迂回するように蓮乗院へ 向かい、再び大浜街道と合流する。街道の傍らにある道祖神は、烏帽子(えぼし)姿に 御弊(ごへい)を持つ男神に寄りそう女神が刻まれた双体の道祖神。「右高はま 大はま 左多かと里 かりや道」と刻まれた道しるべでもある。(高浜市教育委員会)その先の馬頭観音は、大浜街道(右)と春日神社へ向かう道の分岐点に置かれている。
鬼のみちを春日神社方面へ進む。春日神社は、勇壮な「おまんと祭」で知られ、姫大神など7神が合祀されている高浜の総氏神。春日神社の本殿の横には八剣神社の本殿が並んでいる。鬼に道の西、高取地区にある専修坊は、蓮如上人が応仁の乱を避け、諸地方布教を精力的に 行ったなか、三河地方へ訪れた折に立ち寄られたこともあることから、蓮如上人に関する寺宝が数多く伝えられている。
(高浜市観光協会の紹介文を参考にしました)
大浜街道 高浜市その4
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