金城ふ頭地区の再生整備計画

【動画】名古屋港金城ふ頭再生整備

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①名古屋市住宅都市局長に聞く
②名古屋三の丸ルネッサンス
③Hisaya odori Park 開業1周年
④名古屋港金城ふ頭再整備
⑤ウオーカブルなまちづくり
金城ふ頭開設までの歩み

関ケ原の戦いに勝利した徳川家康は、来るべき豊臣家との決戦に備え尾張藩の首府を低湿地で水攻めに弱い清州から、当方の名古屋台地に移転することを決意した。名古屋台地の北側には湿地が広がり、名古屋城は台地の北端に建設された。一方、南端にあたる熱田の沖には遠浅の海が広がっており、防御に適した地形を持っていた。そのため沖合に停泊する大型帆船から小舟によって物資が名古屋城下運ばれた。明治中盤になって、名古屋の人口も増加し、大型船の入港できる港の建設が叫ばれた。明治31年(1898)、開港に向けて熱田沖合の浚渫工事が開始され、明治40年(1907)に名古屋港が現在のガーデンふ頭に開港された。その後、沖合に次々とふ頭が建設され昭和38年(1963)には 金城ふ頭の埋め立て工事が開始された。

名古屋市住宅都市局金城ふ頭担当 木下部長インタビュー概略

名古屋港は完成以来、地域の産業港として発展してきました。金城ふ頭は昭和38年(1963)から埋立が開始され、物流港としての役割を果たしてきましたが、最近では完成自動車の輸出の一大拠点となっています。名古屋港は貨物取扱量でトップを誇っていますが、金城ふ頭は名古屋港を代表するふ頭として活躍しています。

2005年に愛知万博が開催され、愛知のものづくりが注目を浴びました。そうしたなかでモノづくり文化交流拠点構想が生まれました。これは、金城ふ頭の中にモノづくり文化交流エリアを設け、産業技術を見せるための拠点をつくろうという構想です。その中の第1号がリニア鉄道館で、名古屋市が誘致して、JR東海さんのご協力で開設されました。その後、レゴランド、あわせて商業施設メイカーズピアのオープンに至っています。

金城ふ頭の利点は、あおなみ線や伊勢湾岸道など、鉄道や自動車のアクセスに恵まれていることです。 レゴランド進出の大きな要素になったと聞いております。また現在、国際展示場の移転のための工事が進行中です。新第一展示場とコンベンション施設が、令和4年の10月にオープンしますが、それを連結する歩行者デッキもあわせて建設しています。

次の段階として、国際展示場の新たな機能強化が課題になってきますが、それについての検討も始まっています。またレゴランドを拡張整備する計画も、まだ目に見えた形にはなっていませんが着実に進行しています。またメイカーズピアの近辺に例えばホテル開発や商業開発などを民間主体で行っていただく検討も進めています。

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リニア・鉄道館 天野館長インタビュー概略

鉄道の黎明期から現在までを語る、鉄道博物館いうのは大宮と京都にそれぞれJR東日本、西日本が運営する博物館がありますが、リニア鉄道館は高速鉄道の進化をテーマに東海道新幹線を中心に在来線から超電導リニアの車輛まで含めて39輌の鉄道車両と国鉄バス第一号のバス一台を展示しています。

国内外の博物館を見てみると、柵のなかに展示してあるものが多いんですが、当館においては、車体に直接触れていただくことができるような状態で展示しています。多くの方に触れあっていただかる、そして普段ホーム目線でしか鉄道車両をご覧いただけないんですが、地面から直接鉄道車両をご覧いただくと、かなり大きく見えますし、在来線から新幹線、そして超電導リニアと鉄道車両が進化していく過程を一堂にご覧いただけることで、温故知新ではありませんが、古いものを見て将来の新しいものへ夢がつながればいいなと、そんな思いで展示しています。博物館というと固いイメージがありますが、最近では娯楽性も少し踏まえた形で、新幹線の運転台がある シュミレータや車掌業務も体験できるシュミレータもございます。

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レゴランド・ジャパン 本多社長インタビュー概略

レゴランドは世界でも歴史の長いテーマパークで、レゴランドの本社のあるデンマークのビルンで誕生しました。ここレゴランド・ジャパン・リゾートが、世界で8番目のリゾートになります。今後も2022年5月5日にオープンする韓国や、中国でも現在上海でもオープンをめざして工事が進んでいます。

名古屋に進出した理由については、三世帯でお住まいの家族が多いことと全国からのアクセスがいいということがあげられます。私は、昨年(2021年11月)着任したばかりですが、もし5年前のオープン当時にさかのぼって立地を選ぶとしても、おそらく名古屋を選んだと思います。リゾートで働いていただいている人という所に非常に重みを感じています。お子さまに遊びの場を提供して、遊びを通じて社交性、芸術性、創造性などいろいろなものを学んでいただくレジャー施設ですが、それの要になるのはスタッフだと考えています。レゴランドパークとホテルで働くスタッフを「レゴレナ」、シーライフで働くスタッフを「レンジャー」と呼んでいますが、ある程度のスキルがないと務まりません。接客好きだったり、お子様への接し方だったり、スキルの高い人が愛知、名古屋には多いと思っています。その点においても名古屋というのは、正しい選択であったと考えています。

コアーターゲットは、2歳から12歳のお子様です。そのなかで、特に私がおすすめしたいのは、水とアスレチックとレゴと迷路を融合させた新・ウォーター・メイズです。昨年(2021年)、大人気だったので、そのキャパを大きさも含めて2.5倍に拡張します。幅広い年代に楽しんでいただけるアトラクションとしては、レインボー・デザイン・スタジオというワークショップのエリアがありますが、このキャパも2.5倍に 拡張し、より多くの方々にレゴランドならではのユニークな体験をしていただけると期待しています。

レゴランドの拡張計画については、私の大きな仕事の一つととらえています。ただ非常にスケールの大きな話で、さまざまな関係者の方と順を追って話を進めている所なので、いつ何をといった具体的なことは 申しあげられませんが、今後なにかしらアップデートしてゆくつもりなので、お楽しみにお待ちください。

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名古屋市観光文化交流局 坂本部長インタビュー概略

これからどんどん大規模化する展示会に対応してゆけるような、新しい展示館を作ろうということで新第一展示館の整備を進めています。無柱空間、柱のない空間で2万平米を持つ展示館ですので全国でも最大規模になると思います。これまでいくつかの会場で分散して行われていたものが、2万平米程度のものであれば一つの会場で開催できます。また大規模な学会等についても、コンベンション施設を同時に整備しますので、コンベンション施設や第三展示館を併用することで対応できるようになります。新第一展示館は、せり出し型の座席も確保しますので、これまで対応できなかった1万5千人規模のコンサートにも対応できる会場になります。また新第一展示館とコンベンション施設を結ぶデッキとコンベンション施設とから既存の国際展示場にいたるデッキができますので、2階部分の移動が便利になり、金城ふ頭のいろいろな施設の周遊性が改善されることになります。

現在、第一突堤と第二突堤の間を埋め立てており、そこにモータープールの機能を全部移動します。完成すると、今モータープールに使用していたスペースを交流機能に転用ができますし、またそれに併せて岸壁もフェリーやクルーズ船などの旅客を接岸するため整備を行いし、あおなみ線の金城ふ頭駅と一体的に機能するような交流の玄関をめざしています。

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