堀川の浄化
堀川は名古屋城とは切っても切れない関係にあるわけです。名古屋城築城以来の色々な産業、経済のいわば源だったです。この堀川を何とか再生をしないといけないと考えています。
名古屋城の北側に名城水処理センターがあります。名城水処理センターから流れている水のほとんどは堀川に流れています。これを何とか綺麗な水にして堀川に流すことで、かなり堀川の水がきれいになるのではないかと思います。また、堀川に堆積したヘドロも水質悪化の原因となっています。私は専門家ではないので解決方法については分かりませんが、このヘドロの除去は堀川浄化にとっての大きな命題だと思います。
松重閘門の復活
堀川はかって名古屋の産業、経済の軸であったわけですが、これからは、環境文化の都市軸として再生するべきだと提案しています。現在、松重閘門は機能していませんが、ふたたび堀川と中川運河をこの閘門でつなぐことが必要です。松重閘門は名古屋城と同等の観光資源だと考えています。堀川、中川運河の周辺にある歴史遺産を、フィールドミュージアムとし、舟運で巡ることで、その価値が増すと思います。露橋水処理センターが完成し中川運河の水質が一変し、非常にきれいになりました。名城水処理センターも露橋水処理センターと同じレベルで水質を浄化することで堀川もきれいになると思っています。
堀川・中川運河、未来への提言
ウッドデッキで堀川沿いを歩くことができれば、おそらく通勤客も含めて人の流れが出来ると予想します。名古屋駅周辺と栄地区とうまく繋げることが必要です。現状では堀川で東西が断絶しています。堀川沿いに人の流れが出来ることで、東西がつながると思います。必ずしも私が提案した案ではなくても、例えば地上面にプロムナードをつくるとか、とにかく人の流れを作ることが重要だと考えています。また、災害時のことを考えれば、道路を使った場合、避難するのに色んな障害で時間がかかります。堀川、中川運河を災害時のルートとして活用するために、舟運の活用を考えるべきだと思っています。