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インタビューの要約
オアシス21建設への道
オアシス21が完成するまでには、紆余曲折がありました。もともとここには愛知県図書館、愛知県美術館があり北側にはNHK名古屋放送センターがありました。栄公園という大きな公園があり、これを一体として開発してゆこうというコンセプトのなかで、愛知県と名古屋市、名古屋市とNHK、それぞれ三者が協力する 形で、今のオアシス21が完成しました。オアシス21は日本国内でも珍しい地上と地下を一体的に開発した立体公園という形になっています。これだけの空間をこのように贅沢(ぜいたく)な使い方を可能にしたのは、先輩方の作り上げた名古屋市の骨格がしつかりしていたからだと思っています。
オアシス21の役割
オアシス21の基本になるのは公園としての機能、それから地下街と接続していること。人の流れを地下から地上に誘導して行きたい。そういったコンセプトのなかで、にぎわいをどのように作り上げてゆく事が必要となってきます。地下の部分には商店街を、またここは栄の交通の結節点でもありバスターミナルが中に組み込まれています。いわゆる交差点であり街角というか道の角と言えると思います。地下では愛知芸術文化センター、NHKとつながり、地上部分にはバスターミナルが位置しています。地上から2階に通じる部分については都市公園として大きな空間を持っています。ひじょうに多くの人の通りすぎていただく、なおかつ立ち止まってもらう。私どもとしては立ち止まっていただきボーット空を見上げていただくには最適な空間であると考えています。
人を魅了する空間の創設を
オアシス21周辺の夜のイベントとしては名古屋テレビ塔のLEDによるライトアップ、晩秋から冬にはアカリナイトが行われています。それとは連携していろいろな形でやって行きたいと思っています。オアシス21だけで完結するものではなく周辺を巻き込んだ形で取組んでゆくつもりです。
街の活性化とは、足元のなかでみんなが何か面白いことをやって行こう。それをみんなが面白がれること、それが一番重要だと私は思います。いろいろなイベント、いろいろな コンセプトがごっちゃになったなかで、人が集まる何か面白いことをやっていることが重要だと思っています。