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ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会公式サイト
第1回
-インタビューの内容を要約して記事にしています-
国連ESDの10年
国連ESDの10年というのは、2002年のヨハネスブルグサミット(世界首脳会議)で日本が提唱して、その年の国連総会で決議されました。2005年から2014年までの10年間、世界中でESDの取り組みを行う10年間に定められています。ESDというのは、Education for Sustainable Developmentの頭文字をとったものです。持続可能な開発のための教育、あるいは持続可能な社会のための人づくりという風に訳されます。この愛知県は2005年に愛知万博、2010年にCOP10(第10回生物多様性条約締約国会議)を開催して、持続可能な社会づくりについて、特に環境問題についての高い意識が育まれてきました。今回のESDユネスコ世界会議を通じて、その意識をさらに高めて行きたいと考えて、この会議を誘致しました。
ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会結成
平成24年の1月に愛知・名古屋で開催されることが決定しました。平成25年の5月に地元としての支援組織を立ち上げて、会議を側面から支援してゆくことになりました。支援実行委員会は愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所、中部経済連合会、 愛知学長懇話会、中部ESD拠点など、関係者が集まって一体となって会議を成功させる目的で結成されました。
支援実行委員会の四つの柱
支援実行委員会では、この世界会議を地元として側面から支援するために四つの柱で取り組みを進めています。1つ目は「会議支援」、会議が円滑、安全、かつ快適に行われるように主催者であるユネスコや国と協力しながら会議の 支援を進めてゆきます。2つ目は「あいち・なごやの魅力発信」、せっかくこれを機会に世界中から多くの方が来られますので、その方々に愛知・名古屋の様々な魅力を知っていただくように努力してゆくつもりです。 3つ目は「ESDの普及啓発」、この会議をきっかけに多くの人にESDを知って頂くためにパンフレット等をつくり、ESDの 広報活動を行っています。1つ目は「ESDの取組促進」、未来をになう子供たちにESDについて学び、知ってもらうために、この会議にあわせて「ESD子ども会議」を開催します。現地学習から始まり、話し合いを重ねて自分たちの取組みをまとめてもらいます。今年(2014年)の7月から11月にかけて愛知県内の小中学生121名が参加して取組みが進められています。また、この世界会議にあわせてESDの取組んでおられる企業・NPO・行政などの団体が、日ごろの取組みを発信する 「ESD交流フェスタ」も開催して行きたいと考えています。
ESDユネスコ世界会議
現在ユネスコに加盟している国が195ヶ国あります。その195ヶ国から政府代表の方、例えば教育大臣とか環境大臣をはじめ とする政府代表の方々、また研究者とかNGOなどユネスコが招待した約1000名の方々が会議に参加されます。平成26年11月10日の午前中に大会全体会合が開催され、その日の午後からハイレベル円卓会議と呼ばれる閣僚級の方々の会議が開かれます。そのあと分科会とか全体会合が順次開かれて、3日目の午後に閉会式を迎える予定になっています。閉会式において何らかの宣言が出されることを期待しています。世界会議が行われた翌日の11月13日には、国内関係者だけを対象にしたフォローアップ会合が開催されます。世界会議の成果を、国内の関係者に伝えるとともに今後の取組みについて議論がされるような内容になることを聞いています。
ESDユネスコ世界会議会場
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