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- 復元工事着工!
- 玄関復元過程特別公開
- 上棟記念式典
- 玄関・表書院公開
- 対面所・下御膳所公開
- 本丸御殿完成2018年
- 整備担当 若野主幹に聞く
- 魚津源二会長に聞く
- 伝統技術の継承-左官工事
- 金具の製作と取り付け
1610年名古屋城築城とともに建造された名古屋城本丸御殿は、1945年5月14日の名古屋大空襲で焼失した。名古屋城の天守閣は、昭和34年(1959)再建されたが、名古屋城本丸御殿の再建は行われなかった。 平成時代に入って、本丸御殿再建の声も高まり市民ボランティア団体「本丸御殿フォーラム」などの 活動もあって国、名古屋市、愛知県と企業、市民の募金など総額150億円を建設基金に再建が始まった。 2009年1月19日(月)に名古屋城本丸御殿復元の着工を記念して本丸御殿跡地前で 『本丸御殿復元着工記念式典』が行われ復元工事がスタートした。2010年10月には 名古屋開府400年を記念して本丸御殿玄関復元過程特別公開が行われ一般に公開された。玄関部分の 工事の進む2011年7月12日、最大の広さを持つ棟「表書院」の上棟を記念した式典が行われた。 式典に先立ち、棟木を本丸御殿の式典会場まで運ぶ木曳きが平針木遣り音頭保存会の木遣り音頭 の音に乗っておこなわれた。玄関・表書院の公開を翌年に控えた2012年8月と11月には、 工事現場見学会が行われ、伝統技術のカンナ掛け、壁土塗り、こけら板の釘打ちの体験コーナーも 設けられ人気を集めていた。2012年12月には、玄関部分を覆っていた「素屋根」が撤去され、 玄関部分が姿を現した。2013年5月23日、一般公開されるのに先立ち名古屋城本丸御殿の玄関・表書院の 完成記念式典が名古屋能楽堂と名古屋城で開催された。式典後、関係者によるテープカット、 式典参加者への竣工披露が行われ、御殿内部を披露した。2013年5月29日、待ちかねた 名古屋城本丸御殿玄関表書院一般公開が開始され、公開に先立ち市長はじめ関係者、名城小学校6年生達 とともに、玄関前でオープニングセレモニーが行われ完成を祝った。