江戸時代を通じて、東照宮祭は亀王天王社(現在の那古野神社)の天王祭、若宮八幡社の若宮祭とならんで名古屋三大祭とされていた。なかでも東照宮祭は戦前まで、名古屋最大の祭りとして親しまれた。
江戸時代、三之丸の東照宮から本町通を下り末広町の御旅所まで、三基の神輿(みこし)と9輌の山車が繰り出され、総勢4000名を超える人々が行列を作って練り歩いていたといわれている。
尾張名所図会 東照宮祭山車曳き
尾張名所図会は、江戸時代後期の名古屋の様子を描写した単色の版画絵。掲載画は、これにデジタルで着色したもの。
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