【動画】トヨタ博物館 特別企画展「TOYOTA75」 解説:浜田真司トヨタ博物館副館長
愛知県長久手市のトヨタ博物館で、2012年10月20日から2013年4月14日まで特別企画展「TOYOTA75」が開催された。2012年にトヨタ自動車(株)が創立75周年を迎えたことを記念したもので、歴代のトヨタ車の変遷から自動車の歴史を知ることができます。
今回初公開となるトヨタの主要700車種の「車両系統図」や歴代の実車約50台、スケールモデル約50台を7つのゾーンに分けて展示しています。
動画映像の解説の要約
豊田喜一郎は、車を作ることによって日本の工業社会を発展させ欧米並みの豊かな社会にしたいという思いで自動車の生産をはじめました。トヨダAA型乗用車の名古屋での受渡し価格が、3,350円、当時の物価に換算すると名古屋で庭付の一戸建てが買えたくらい高価であったと聞いています。
最初のゾーンが、トヨタの「ものづくり」表現、次のゾーンが「コロナ」「カローラ」で日本のモータリゼーション、その次のコーナではスポーティーな車で憧れの車を、その次はライフスタイルとクルマの多様化、そしてグローバルな課題の取り組みといったように、それぞれテーマを決めて展示をしています。
トヨタ自動車は、戦時中も含めて乗用車の開発を続けていました。戦後、生産の許可が下りて理想のクルマを作ったのが「SA」。乗用車として、「TOYOPET CROWN」は、本格的に量産を始めた最初の車です。 初代のクラウンは、工業化以前の混沌としたなかで生まれました。初代から二代目におおきな飛躍がありました。コロナでも二代目から三代目に大きな飛躍をとげています。そのためには、いろいろな知恵を外から求めてました。当時のデザインのトップが、アメリカに1年留学したのが、二代目のクラウンの飛躍につながっていますし、NO2がイタリアへ留学したのが、三代目のコロナの飛躍につながりました。今回の展示は、そのことに感謝する意味も含んでいます。
カローラの出現で、ようやく自分たちも買える時代が到来しました。とくにカローラは、お客様の好みが反映して出来ている車です。今回は、初代から6代目まで並べてあるんですが、1台1台は、特に際立った印象がうすいところがありますが、こうやって並べて展示してみますと、それぞれ時代を反映してその当時の思い出が脳裏に蘇ってくると思います。
トヨタ車のモデルチェンジを数えてみますと720車種位ありますが、今回は1割に満たない展示しかしておりません。それを補うため、スケールモデルをつかって展示しています。また、スケールモデルも普段はデザイン部の奥にあって、ご覧いただけないので、この機会に陽の目を当てたいと思い借りてきました
写真
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TOYOTA75のロゴとトヨダAA型乗用車(レプリカ)
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トヨダAA型乗用車(レプリカ)
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豊田喜一郎の胸像
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トヨダAA型乗用車(レプリカ)
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トヨペット SA型 1951
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トヨペット SUPER RHN型 1953
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初代トヨペット クラウン RS型 1955
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初代トヨペット クラウン RS型 1955
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ゾーン1 トヨタのモノづくり
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2代目トヨペット クラウンRS41型
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2代目トヨペット クラウン RS41型 1963
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3代目以降のトヨペット クラウンがずらりと並ぶ
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3代目トヨペット クラウン MS50型 1967
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4代目トヨタ クラウン MS60型 1972
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7代目トヨタ クラウン MS125型 1986(写真左)
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歴代クラウンが並ぶ
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写真右からトヨタ クラウンエイト VG10型 1964, 初代トヨタ センチュリー VG20型 1967, 10代目トヨタ クラウン JZS155型 1995
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トヨタ クラウンエイト VG10型 1964
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写真左から10代目トヨタ クラウン JZS155型 1995, 初代トヨタ センチュリー VG20型 1967,トヨタ クラウンエイト VG10型 1964, 2代目トヨペット クラウン RS41型 1963
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3代目トヨペット コロナ RT40型 1964
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3代目トヨペット コロナ RT40型 1964
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ゾーン2 モータリゼーションの進展
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トヨペット コロナ マークⅡ RT62型 1968
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歴代カローラが並ぶ
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トヨタ カローラ KE10型 1966
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写真右からトヨタ カローラ TE20型 1970, トヨタ カローラ TE30型 1974, トヨタ カローラ AE70型 1979
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トヨタ カローラ TE20型 1970
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トヨタ カローラ TE30型 1974
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トヨタ カローラ AE70型 1979
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トヨタ カローラ AE82型 1984
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トヨタ カローラ AE91型 1990
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パブリカ UP型 1961
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パブリカ UP型 1961
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トヨタ ターセル AL10型 1978
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トヨタ カムリ SV10型 1982
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ゾーン2 モータリゼーションの進展
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ゾーン3 あこがれのクルマ
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トヨタ スポーツ800 UP15型 1965
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トヨタ 2000GT MF10型 1968
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写真右から初代トヨタ セリカ TA22型 1970, トヨタ カローラ レビン TE27型 1972, トヨタ ソアラ E-MZ11型 1981, トヨタ カリーナED 1985
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初代トヨタ セリカ TA22型 1970
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トヨタ カローラ レビン TE27型 1972
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トヨタ ソアラ E-MZ11型 1981
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トヨタ カリーナED 1985
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写真右の棚に並ぶのは歴代セリカのスケールモデル
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トヨタ カローラ レビン AE86型 1983
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トヨタ 86 2012
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トヨタ 86 2012
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ゾーン3 あこがれのクルマ
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ゾーン4 ライフスタイルと車の多様化
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トヨタ ランドクルーザー FJ40V型 1974
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トヨタ ハイラックスサーフ 1987
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ゾーン4 ライフスタイルと車の多様化
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写真手前トヨタ スプリンターカリブ AL25-G型 1982
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トヨタ スプリンターカリブ AL25-G型 1982
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トヨタ RAV-4 1994
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トヨタ タウンエース 1979
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トヨタ 初代エスティマ 1990
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写真奥がゾーン5 グローバルな課題への取り組み
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THS(Toyota Hybrid System)機能説明カットモデル(プリウス)
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THS(Toyota Hybrid System)機能説明カットモデル(プリウス)
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トヨタ 初代プリウス 1998
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トヨタ ヴィッツ SCP10型 1999(写真右), トヨタ ファンカーゴ NCP20 2000(写真左)
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トヨタ FJクルーザー 2010(写真手前)
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トヨタ タマラオ 1977
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トヨタ アイゴ 2006
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レクサス LS400 1991
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レクサス RX300 2000
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レクサス LFA 2009(プロトタイプ)
地図
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