名古屋スポーツコミッション平野宜行に聞く

【動画】名古屋スポーツコミッション

名古屋地区の未来について、様々な視点でのエリアの今を多言語で紹介します。
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名古屋100キロ圏を取材対象にして、日本の歴史、文化、自然を紹介します。
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インタビュー概略

名古屋スポーツコミッション 平野宜行

平成元年(1989年)、JTBに入社しました。主に法人営業を中心にやってまいりました。後半は、大型の国際会議やスポーツのメガイベントを経験しています。例えば2016年の伊勢志摩サミットの時は約40万人の関係者の受け入れの管理を担当しました。前回の東京オリンピックでは前年の聖火リレーの愛知県での調査業務をやっています。主に大量に人が動くイベント会議、いわゆるMICE(マイス)と言われるもののロジスティクスが自分の専門分野でもあります。また観光を軸に街づくり系の仕事もしておりました。現在はスポーツ通じた街づくりに関わっています。

2026年にアジア大会、アジアパラ競技大会へ向けて

2026年にアジア大会、アジアパラ競技大会が愛知・名古屋で同時に開催されます。アジア大会だけで約1万5000人の選手関係者来訪します。アジアパラ競技大会の方も約4000人が来訪します。地元に与えるインパクトはかなり大きいと思います。特にあの経済波及効果ですね。また地元市民向けに社会インパクトが生まれることが期待されています。まずはそういった機運醸成をするにあたって、組織委会、愛知県、名古屋市と一緒になって連携していくことが、私共にも求められてると思います。

まずはアジア特有の習慣を持った来訪者を受け入れる環境整備が必要です。食事も面でもハラルを遵守した食事の提供が必要になります。愛知県内見渡してもハラルを受け入れ環境のある飲食店やホテルがなかなかありません。また宗教が絡んできます。礼拝堂が必要であったり、生活習慣も違いますので、愛知県の市町にこれを伝えるには大変です。組織委員会、愛知県、名古屋市の役割分担はそれぞれちがいますが、意思を統一してまずは受入環境整備を整えるのが一番の課題でしょう。

選手関係者は先ほど申した人数ですが、観戦客も訪れます。その人たちに地元を知っていただく仕組づくりが必要となります。組織委員会と連携する必要がありますが、観戦券と宿泊、飲食、物販をセットにしたパッケージをつくるのも一つのアイデアです。愛知県を周遊する仕組みづくりが必要です。日本に初めて来る人も多いですから、セントレア、名古屋駅で降りて、試合を見たらすぐ日本観光をするために東京、京都、高山に行ってしまうことが予想されます。愛知県内に来訪者を留める仕組みを関係者一同が考える必要があると考えます。

名古屋スポーツコミッションの活動

去年(2023年)12月に第1回目を開催しました。本年も11月にアーバンスポーツのエキシビションとしてBMX中心に実施します。会場のオアシス21銀河の広場は屋根があるので、物理的に環境が整ってます。また、中心市街地栄の真ん中にあります。去年の12月に実施したイベントでは、定点カメラの計測によって、 延べ人数で28,000人を動員が確認されています。かなりの動員が期待できます。また、ニュースポーツとしてベースボール5,手打ちの野球。アメリカで大流行しているピックルボールプラスチックに穴があいたボールをバドミントンぐらいのコートで、ラケットで打ち合う競技です。こういったニュースポーツが沢山あります。

運営コストかからずに子供さんからお年寄りまでできる生涯スポーツを名古屋で育てていきたいと考えております。産官学が連携するハブ機能としてスポーツを触媒として使うと、さまざまなステークホルダーの合意形成を得やすいと言われています。特に魅力的な街づくりをする手段として取り入れる必要があると思います。

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