堀川と納屋橋

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インタビュー要約

山岸 博之(東陽倉庫(株)元役員 NPOゴンドラと堀川水辺を守る会会長)

昭和時代の終わり頃、名古屋市さんから納屋橋地区再開発計画の話の提案がありました。それを受けて、民間も再開発やりましょうという運びになりました。再開発計画を進めて行く段階にでは、非常に大きなあの構想がありました。しかし、その後バブル経済の崩壊とかリーマンショックなどが発生して、経済や金融情勢の悪化した結果、計画規模を縮小することになりました。
1999年5月15日、新名古屋ミュージカル劇場が開館しました。(注2016年8月21日21日に閉館し名古屋四季劇場と改名して名古屋駅南エリア移転されています。)残った3300坪で再開発しようと計画されました。資材や人件費の高騰で再開発の開始が遅れましたが、8年前に再開発が開始され、6年前(2017年9月)、完成にいたりました。

株式会社 アリア 代表取締役 彦坂 洋介

閏(うるう)年にも老若男女が集って、食事、お茶、演劇、ライブ、ラジオの収録などの食とエンターテイメントを楽しめる彩りのある施設をめざし、COLORS.366と名前にしました。まず1階にはフードコートのスタイルの名古屋市、愛知県の実績のある飲食店が6店舗あります。堀川沿いの屋外のテラス席は100席以上ございます。コンセプトは大人のフードコートです。
この周辺には買い物する環境があまり整っていませんので、週末ごとに近隣の方たちに新鮮なお野菜とかお魚を提供する定期的なマルシェとかオーガニックイベントなどの開催やキッチンカーの稼働も計画しています。また皆様に、いろんなイベントをこの屋外のテラスを使ってやっていただけたらと思います。最近は、インバウンドの観光客の利用者が増えています。観光客や周辺住民の増加して、商業施設が増えて地域が盛り上がることを願っていますCOLORS.366もその中の1つのランドマークになればいいなと思っています。

名古屋市緑政土木局河川部 堀川総合整備担当課長 内山尚一

名古屋市は、堀川を整備するにあたり、治水、浄化、にぎわい、をテーマとして進めています。治水においては、川の断面を広くし1時間に63ミリの雨を流せるような河川改修事業を進めています。にぎわいにつきましては、平成24年に「堀川街づくり構想」作り、地域の方と一緒に取り組んでいます。民・産・学・官がで連携して取り組むような体制をつくり「にぎわいづくり」を進めているところです。
納屋橋周辺は名古屋駅と栄のちょうど中間に位置して都市部における貴重な水辺空間だと考えてます。今までは、河川敷では営利活動が規制されていましたが、規制緩和によってそれができるようになってきました。水辺活用推進事業では、我々が地域の方が水辺活用ができるような仕組み作りに取り組んでいます。また遊歩道をつくることで堀川沿いを縦に散策できるようなインフラ整備を行っています。平行して舟運の充実を図っています。名古屋城から納屋橋、河口の熱田にいたる堀川沿岸に、桟橋や船着き場を整備しています。これらを活用して、舟運の運用を促進したいと考えています。
堀川沿いの、ある程度まとまったスペースは浸水空間・浸水広場として整備しております。親水広場は、市民が賑いを促進するイベントなどに使える仕組み作りを整備しています。皆様の親水広場の積極的な活用を期待しています。

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