- 名古屋100キロ圏のドローン撮影映像
- ❶名古屋庄内川を下る
- ❷名古屋 2017
- ❸名古屋高速道路
- ❹桶狭間の戦い
- ❺小牧・長久手の戦い
- ❻飛騨高山
- ❼名古屋城
- ❽長良川上流から河口へ
- ❾関ヶ原の戦い
- ❿名古屋東部の歴史遺産
- ⓫名古屋周辺リニア新幹線ルート
- ⓬空から見た名古屋市中区
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天正13年(1585)金森長近は豊臣秀吉の命を受け、三木氏の松倉城を攻め落として飛騨を平定。翌年、飛騨国3万3千石の国主として入府した。長近は、天正16年(1588)より高山城の建築に着手、天神山城跡を利用して本丸、二之丸、三之丸を築き、城を囲む高台に侍屋敷、宮川の東側に町人町を配置した。また、東側の山すそには数々の寺院を移築・建立。城下町から東西南北に伸びる街道も整備し高山を飛騨の政治・文化の中心とした。このように飛騨高山の原型は金森長近によりつくられた。元禄5年(1692)、幕府は、金森氏の出羽国上ノ山(山形県)への転封命じ、飛騨は幕府直轄地(天領)となった。元禄8年(1695)、高山城破却の命令が下り金沢藩により跡形も無く取り壊された。その後、金森氏の下屋敷は高山陣屋として使われた。高山陣屋は現存する天領の陣屋としては全国唯一のものである。しかし高山城や侍屋敷は取り壊されたが、町屋や東山の寺院群は残されて今もほぼ400年前の原形をとどめている。