大衆化のための技術開発
1955年、通産省が提示した国民車構想によってわが国の大衆車は方向づけされた。各メーカーとも自動車を真に大衆化するための積極的な技術開発を重ねることになる。そして、高度経済成長がもたらした購買力はユーザーのニーズを高め、さらにその技術レベルを世界水準にまで押し上げたのである。トヨタ博物館 カタログより
大衆車の完成、技術水準の向上とともに、わが国のモータリゼーションはさらに大きな進展をとげる。購買力が急激に拡大したことで市場のニーズが多様化をみせはじめたのである。これにあわせてメーカーも多彩なバリエーションで対応、高度な技術や生産性が大きく貢献したのであった。トヨタ博物館 カタログより