Network2010と映像塾が協力・資料提供した『名古屋城いまむかし築城400年グラフィックス』が中日新聞出版部から発行されます(2010年6月11日書店発売)。 | ||
秘蔵写真と彩色版画で名古屋城の今昔を再現!
『名古屋城いまむかし 築城400年グラフィックス』発行
『名古屋城いまむかし 築城400年グラフィックス』発行
『名古屋城いまむかし 築城400年グラフィックス』。定価2,800円(税込み)。A4判上製、オールカラー、164頁今年は名古屋城築城四百年、名古屋開府四百年にあたります。中日新聞社出版部はこれを記念し『名古屋城いまむかし 築城400年グラフィックス』(2010年6月11日書店発売)を発行します。
中日新聞社が秘蔵する戦前~戦後の名古屋城の写真と明治~平成の新聞紙面から素材を厳選し編集。オリジナル彩色版「尾張名所図会(ずえ)」のほか、作家、研究者へのインタビューや遊び心いっぱいの付録もあり、家族そろって楽しめる内容です。
第1章「秘蔵写真」
戦前の写真は、中日新聞社写真部の古びた小さな紙箱に入っていた約60枚のガラス乾板をデータ化。ガラス乾板は写真フィルムが登場する以前、感光性の薬品を塗布して写真撮影に使っていたものです。
写っていたのは1931(昭和6)年前後の名古屋城。航空写真、雪に覆われた天守閣、一般公開でにぎわう風景、本丸御殿などの美しい姿でした。これらを中心に戦災~再建~現代の写真を大きく掲載。市民3人の回想を配したのが第1章「秘蔵写真」です。
第2章「思い出新聞」
中日新聞の前身「新愛知」「名古屋新聞」などから、開府三百年祭、金シャチ盗難事件、空襲など大きな出来事の記事が載った紙面を縮小して掲載しています。
デジタル着色した尾張名所図会。加藤清正石引の図第3章「城・町・人」
江戸時代に作られた観光ガイド「尾張名所図会(ずえ)」(白黒)をコンピューターで彩色した二十二点を紹介。堀川べりでの花見、東山でのピクニック、にぎわう呉服店、お祭りなど、庶民の暮らしぶりが鮮やかによみがえります。
作家井沢元彦氏、城郭研究の第一人者で広島大大学院教授三浦正幸氏(いずれも名古屋市出身)が栄中日文化センターで行った講演の要旨なども収められています。
第4章「金鯱(きんこ)の夢」
河村たかし名古屋市長が「木造天守」の夢を語るのは第4章「金鯱(きんこ)の夢」。工事が進む本丸御殿復元計画についても詳しく解説しています。
付録の1つ「江戸時代の料理を楽しもう」付録
お年寄りから子どもまで家族そろって親しめるよう2点の付録つき。1つは「江戸時代の料理を楽しもう」。食文化史研究家永山久夫氏(東京)に、江戸時代のサラリーマンといえる中級武士の夕食を再現してもらいました。塩ブリやアワビなどに舌鼓を打ちながら、武士の暮らしに思いをはせるのはいかがでしょうか。
子ども向けには「金シャチ・ペーパークラフト」を用意。はさみと糊があれば簡単に雄雌一対の金シャチが出来上がります。
定価2,800円(税込み)。A4判上製、オールカラー、164頁。
問い合わせは中日新聞社出版部まで。電話 052(221)1714
『名古屋城いまむかし 築城400年グラフィックス』 - 中日新聞
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