あいち海上の森センター
あいち海上の森センター 三輪公夫所長の解説
― あいち海上の森センターについて
このセンターですが、海上の森を博覧会の理念や成果を継承した、愛知万博記念の森として将来にわたり保全するとともに、県民のみなさんの参加のもとに森林や里山に関する学習と交流の拠点づくりを進めています。
センター本館の1階の展示室では、海上の森の自然や動植物の紹介、森林や里山に関する解説をパネルや映像を使って行っています。センターには子供さん連れとか、ご夫婦、ご高齢の方まで幅広く、多くの方に訪れていただいています。
(情報ライブラリーは)自然関係の本とか情報を備えていまして、自由にご覧いただき、学習や調査に活用されています。
工作室は、大工道具や作業台が備えつけられて、いろんな木工作ができます。
― 遊歩施設について
万博の時に里の自然学校としてインタープリターが万博に来られた方を連れて自然観察をしながら回ったコースを、今は遊歩施設として開放しています。
平安時代の古い窯跡を保存、展示しております「窯の歴史館」がありまして、筋交いを使わない、抜きの構造が特長となっています。(繭玉広場)山繭(ヤママユ)をモチーフにした漆喰(しっくい)壁の木造建物で、休憩施設として使っています。(物見の丘:展望台)は、間伐材の角材を直角に組み合わせた面格子の立体構造が特長で、上の展望台からは海上の森や瀬戸の街がよく見渡せます。
海上の森の中心にあります海上の里には、田や畑を広葉樹、針葉樹の森が取り囲み里山が広がっています。また古い民家を移築した「里山サテライト」がありますが、エコトイレも設置されまして森を訪れる方の憩いの場所となっています。