第1回 栄町交差点(大正初期) - Network2010

第1回 栄町交差点(昭和初期)

大正初期の栄町交差点

この写真は大正初期の栄町交差点の様子です。
写真右の丸いドームのある建物がデパートメントストーア いとう呉服店(いとう呉服店ではデパートメントストーアといった)、左は日本銀行名古屋支店です。また、広小路と大津通がT字に交差する道路上を路面電車が走っていました。

大正11年(1922)、名古屋市は名古屋電気鉄道から市内の路面電車を買収し、市営にしました。大正13年(1924)に栄町~大津町間(1.1km)が開通するまで市電大津町線は栄町交差点で左右に分岐していました。昭和8年(1933)に市役所が現在地に移転されると路線は北に延長されました。

日本銀行名古屋支店日本銀行名古屋支店

デパートメントストーア いとう呉服店デパートメントストーア いとう呉服店:明治43年(1910)に近代的な百貨店として建設された。大正14年、南大津通の現在地に移転し松坂屋に改称。その後、跡地は同系のサカエヤが使用した。

栄町交差点(現在の栄交差点)

大正初期の栄町交差点の写真と現在の栄交差点の様子です。

写真マップ

上で紹介した写真や同時代の写真を現代の地図上に配置しました。

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